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止まぬ独り言

ずっと茶の間の塚田担

「アイドル」

昔、自分が暇人だった時代に、ミッチーこと及川光博さんのワンマンショーに何回か行ったことがあります。

彼はそのワンマンショーのことを「生き様発表会」と呼んでいました(現在もそうなのかわかりませんが。あ、もちろんその都度ショーのタイトルは別にありました)。ステージで歌い踊る姿を通して自らの生き様をファンに感じ取ってもらう、というようなニュアンスだと思うのですが、少なくとも自分はそういうふうに言われると、会場に向かうのにも緊張感が伴うわけです。結局3~4回は足を運んだのですが、ミッチーのその生き様にえらく感動した時もあれば、全く理解できない時もありました。その生き様が理解出来ない時が心底コワかったです。

 

ミッチーの言葉は言い得て妙だったなと今も思っています。

 

昔のアイドル(特に女性は)って、それこそトイレに行く姿なんて想像も出来なくさせるくらいに人間っぽさを消していた傾向がありましたが、現在は出来るだけ自分を晒して普通感覚を重視し共感を誘うという方向にシフトチェンジしています。だから長所も短所もわかりやすいし、個性賑やかだし、それこそ「生き様」を露にせざるを得ない側面もあるのです。塚ちゃんはジャニーズのなかでもそういう部分が突出していて、「アウト×デラックス」に出演したことでそこにますます輪をかけた状態になっています。

 

顔と本名が世間に思い切りバレているというだけでも芸能人は大変なのに、塚ちゃんは変装もせずに堂々と街を闊歩し、人と挨拶を交わし、行きつけの店もバラしていきます。言うこともやることもそれがいいことかそうでないかは別としてとにかく自分の全部を見せようとしてくる。いわゆる「会えるアイドル」というのともまた枠が違う。プライベートもろともこちらにぶつけてくる、まさに自らの「生き様」を伝えるアイドル。伝えるというか、「生き様の主張」が激しいアイドル。自分は古い人間なので今でもどちらかというとカリスマ性や未知の部分が多いアイドルが魅力的(むしろ会えないから最高)だと思っているので、普通に「アイドル」ましてや「ジャニーズアイドル」という視点で考えると、「そこまでしなくてもいいんじゃないの」というようなことも多々ありますが、やっぱり塚ちゃんは「アイドル」という分野に常に挑戦状をたたきつけていきたい人なんじゃないかなと思うのです。

 

「アイドル」と闘いたい人、「アイドル」として「生き様」の山も谷もすべてみんなと共有したい人、アイドル研究家(?)、そういう人を自担にしたわけなので、その自担の「生き様」をいつでもなるべく理解することの出来る自分でいたいです。なるべく。